新札幌整形外科病院

tel.011-893-1161

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治療について

女性アスリートスポーツ外来

スポーツ活動を行う女性で、下記のような症状がある方、または経験がある方はお気軽にご相談ください。
  • 運動器の疼痛
  • 疲労骨折
  • 骨粗しょう症
  • 生理不順や生理がなくなる状態が続く
  • 月経随伴症状
    (イライラ、抑うつ状態、眠気、疲れ、腹痛、過食などの様々な状態によるコンディション不良)
  • 倦怠感(疲れ) など
ご本人以外(指導者・ご家族)の方からのご相談も受け付けています。※自由診療
  • 栄養面においてアドバイスをご希望する方
  • スポーツ活動を行ううえで健康問題について相談をご希望する方
女性アスリートスポーツ外来とは
近年、日本においてはスポーツ振興に伴い女性のスポーツ活動が盛んとなっています。女性アスリートの活躍にも大きな期待が集まっており、年齢を問わず多くの女性がスポーツに意欲的になっているようです。女性ランナーやスポーツ愛好家の数も年々増加しています。しかしながら、女性アスリートは女性特有の様々な健康問題に直面することも指摘されているのです。
過度なトレーニングや食事制限によって健康問題を抱えるようになると、十分なパフォーマンスを発揮できなくなったり、症状がなくても将来的な健康問題につながる「見えないリスク」にさらされる可能性もあります。
当院では、女性整形外科医が診療を担当し、女性アスリートやスポーツに参加する女性たちが健康的にスポーツを継続できるように支援を行います。個々の悩みに寄り添い、今ある健康問題や将来的なリスクについて考えながら、専門的な支援を選べるようにお手伝いをします。
当院では、症状がなくても受診可能な相談外来を設けていますので、お気軽にお問い合わせください。
女性アスリートの三主徴
女性はライフステージによってホルモンバランスが変化します。からだで利用できるエネルギーが減少すると、ホルモンバランスが崩れ、女性特有の健康問題が起こることが指摘されています。例えば、過度なトレーニングや無理なダイエットによって運動量に見合わないエネルギー状態が続くと、疲労骨折や無月経(生理がなくなること)が引き起こされます。これらの女性特有の障害は「利用可能なエネルギー不足」「無月経」「骨粗しょう症」の3つの障害を合わせて「女性アスリートの三主徴」と呼ばれています。一度障害が起こると回復までには時間がかかります。本来のパフォーマンスが発揮できずに長期離脱を強いられたり、特に成長期アスリートにおいては将来的な健康問題を引き起こすこともあります。
見えないエネルギー不足は女性アスリートのからだにさまざまなリスクをもたらすことが明らかとなり、近年では、予防や早期治療が重要視されるようになりました。
問診や検査結果から現在の問題や将来的なリスクを見出し、必要に応じて「栄養科」や「婦人科」との医療連携を図ります。
女性特有の整形疾患
整形外科外来には、アスリートやスポーツ愛好家が男女問わず来院しています。その多くは怪我や使いすぎによる障害が原因です。女性の場合は解剖学的な特徴から男性に比べて身体が柔らかいという性質を持つため、膝の靭帯損傷やお皿の骨の脱臼、膝蓋大腿関節の障害など、起こりやすい疾患があることで知られています。これには、月経周期によるコンディショニングや予防トレーニングが効果を示すことも報告されています。怪我の治療を行うとともに、術後のリハビリにおいても個々に必要なトレーニングを指導し、パフォーマンスの向上や復帰への流れをサポートします。
骨粗しょう症
女性にとって骨粗しょう症は特に注意が必要な症状です。女性の場合は利用可能なエネルギーが足りていても、骨粗しょう症になることがあり、それによってスポーツ活動が妨げられてしまうことがあるのです。更年期以降などには女性ホルモンの変化に伴い骨密度の低下が引き起こされ、「低骨密度」や「骨粗しょう症」の状態に陥りやすくなります。骨は体重をかけたり運動による刺激を与えたりすることによって丈夫になります。しかし、ホルモンによる影響がこれを上回ると、女性ランナーでも疲労骨折を繰り返す人が増えてくるのです。当院では年齢を問わず、ランニングなどのスポーツ愛好家を対象に、栄養評価や骨密度測定を行い、予防や治療を行います。
月経周期によるコンディション不良
月経とコンディションの間には強い関連があります。月経前や月経中には、月経随伴症状と呼ばれる精神的なイライラや抑うつ状態、眠気、疲れ、腹痛、過食などの様々な状態に陥りやすくなります。これによりコンディションが低下し、パフォーマンスが低下することも報告されています。当院では、問診などにより問題を見出し、「婦人科」との医療連携を図りながら、女性がスポーツ活動を行う上で良好なコンディションを維持できるよう、様々な角度から支援を行います。
受診・ご相談の流れ
担当
  • 整形外科 後藤佳子
  • 管理栄養士 湯田幸子
担当日時
  • 初診 月曜 16時30分~17時00分
    (1日1件 予約制)
  • 再診 月曜午前 水曜午前 木曜午後
受診の流れ
  1. お問い合わせ・ご予約
    電話:011-893-1161(新札幌整形外科病院 代表電話)

    ①女性アスリートスポーツ外来窓口へのお問い合わせ
    「女性アスリートスポーツ外来の件」とお伝えください。
    お電話の際にご相談したい内容をお伺いし、検査や受診の手続きをとります。
    受付時間(土・日・祝日・年末年始を除く)
    • 平日 14:00~16:30

    ②対応時間以外のお問い合わせ
    「女性アスリートスポーツ外来の件」とお伝えください。
    女性アスリートスポーツ外来窓口対応時間内に、折り返しのご連絡させていただく手続きをとります。
    ※原則、①の対応時間内でのお問い合わせにご協力ください。
    受付時間(日・祝日・年末年始を除く)
    • 平日 9:00~16:30
    • 土曜 9:00~11:30
  2. 当日
    受付後、問診票にご回答いただき、診察となります。
  3. 診察後、必要な検査の手続きや、必要に応じた「栄養科」「婦人科」への受診手続きを行います。
「相談外来」について
疾患やお困りの症状がなくても、ご相談したい内容がありましたら、保険外診療(自由診療)で受診いただくことができます。
指導者やご家族も受けることができます。お問い合わせや予約時にご希望の旨をお伝えください。
相談料金
  • 初回相談 3,000円(税込)
  • 再相談  2,000円(税込)
  • 骨密度検査(相談に付帯して実施した場合)2,000円(税込)
担当女性医師紹介
後藤 佳子KEIKO GOTO
平成14年 藤田保健衛生大学医学部卒業
平成26年 北海道大学大学院スポーツ医学診療科
平成27年 北海道大学大学院医学研究科博士課程修了
平成29年 新札幌整形外科病院
平成31年 北海道大学病院 スポーツ医学診療センター助教
女性アスリートスポーツ専門外来 開設
令和2年 新札幌整形外科病院
日本整形外科学会専門医
日本体育協会公認スポーツドクター
北海道日本ハムファイターズチームドクター(平成27年~)
日本骨粗鬆症学会 認定医

1人で悩まずお気軽にご相談ください。

  • 電話:011-893-1161
  • 受付時間(平日):14:00~16:30
    (土・日・祝日・年末年始を除く)
「女性アスリートスポーツ外来の件」とお伝えください。
(C) SHIN SAPPORO ORTHOPAEDIC HOSPITAL